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みんなの銀行で『ことら送金』を試してみたら簡単便利だった。エアウォレットとの違いも紹介

無料で1,000円ゲットしたくて口座を開設した「みんなの銀行」で、『ことら送金』が可能になったとのでさっそく試してみました。

送金先と受取先の両方の銀行で『ことら送金』に対応していれば、振込手数料なしで送金することができますよ。

その前に、「みんなの銀行」に口座を開設していない方こちらから。ぜひ、ノーリスクで1,000円をゲットしてください。

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『ことら送金』とは

ことらの由来

『ことら送金』のことらとは、小口(こぐち)トランスファーの略で、少額現金の移動、という意味でしょうか?

『ことら送金』に対応している銀行のアプリを使ってお金を送金するしくみです。
といっても、今までの銀行振込と何が違うのでしょうか。

『ことら』は知らないけど、銀行のアプリを使って振り込みはできていますよ。

他の銀行あての振り込みだと手数料がかかっていませんか?『ことら送金』なら無料ですよ

『ことら送金』が出来る条件は

『ことら送金』を行うには、送金側と受け入れ側の両方の銀行が『ことら送金』に対応している必要があります。
送金側だけ対応していてもだめです。

例えば、自分のメインバンクの横浜銀行は『ことら送金』に対応していますが、楽天銀行は対応していません。
楽天カードの支払いのために楽天銀行を使っているので、月に一回はお金を移動させる必要があります。

『ことら送金』が使えないため、横浜銀行の月2回の振込手数料がなくなる改悪に対応するために奮闘することになりました。

横浜銀行の手数料無料がなくなったことへの対応方法については、こちらの記事に書いてます。

→ 横浜銀行の振込手数料無料がなくなった!でも、楽天銀行に振り込むにはエアウォレットが使えます!

『ことら送金』に必要なもの

『ことら送金』専用のアプリがあるわけではありません。

『ことら送金』に対応した金融機関が開発したアプリに『ことら送金』機能が追加されて使えるようになるのです。

『コトラ送金』の良いところ

Good

  • 同じ事業者でなくても良い
  • 送金の手数料が無料
  • 携帯電話の番号やメールアドレスが分かれば送金可能
  • 送金はほぼ一瞬で完了

これらについて説明したいと思います。

同じ事業者でなくても良い

送金側と受取側が『ことら送金』に対応しているのは大前提ですが。同じ銀行でなくても大丈夫です。

例えば、三井住友銀行からみずほ銀行へ送金するのも問題ないです。

送金の手数料が無料

ことらの公式HPの説明だと、今(2023年4月)は暫定的に無料なようです。

金融機関の判断で手数料がかかる日も来るかもしれません。

携帯電話番号やメールアドレスで送金できます

すでに知っている相手の携帯電話番号やメールアドレスを使って送金することができます。
わざわざ銀行口座を聞く必要はありません。

ただし、受け取る人が携帯電話の番号やメールアドレスを銀行のアプリに登録する必要があります。

この時、携帯電話番号やメールアドレスに紐付けられるのはそれぞれ一つのアプリのみです。

例えば、携帯電話番号をA銀行のアプリで登録して、次にB銀行のアプリに登録しようとすると、A銀行との紐付けを解消してから(自動で解消される)、B銀行のアプリに登録されることになります。

メールアドレスでも同様ですが、携帯電話番号の登録先のアプリとは別でも良いので、用途別に分けても良いかもしれませんね。

従来通り、銀行名と支店名、銀行口座の番号が分かれば送金は可能(もちろん手数料は無料で)なのですが、携帯電話の番号を使って気軽にできたら良いですよね。

送金はほぼ一瞬で完了

送金されるスピードは、ほぼ一瞬です。

アプリの送金ボタンを押すと同時に別のアプリから入金のお知らせがくるほど。割り勘のやり取りなどもスムーズにできますね。

月曜日の朝に送金を試してみましたが、さすがに数分かかりましたが、その程度でした。

『ことら送金』のいけてないところ

Not Good

  • 『ことら送金』参加の金融機関どうしでないと使えない
  • 1回の送金の上限が10万円
  • 携帯電話番号やメールアドレスの割り当ては一つずつ

『ことら送金』参加の金融機関どうしでないと使えない

送る先と受ける先の両方の銀行が『ことら送金』に対応している必要があります。

現在(2023年5月時点)では49先となっていますが、信用金庫やネット銀行へと拡大予定(182先)のようです。それでも、楽天銀行やPayPay銀行といったネット銀行は対応予定はないみたい。

2023年5月時点で、ことら送金に対応している主な金融機関一覧(https://www.cotra.ne.jp/p2pservice/)

そのような中でネット銀行である「みんなの銀行」が『ことら送金』にいち早く対応したのは、福岡銀行のグループ会社であるからなのでしょうね。

送金の上限が1日10万円

原則として、1回の送金の上限が10万円となっています。

ことら(小口トランスファー)ですからね、小さい金額を取り扱う前提なので仕方ない。

1日の送金金額にも上限があり銀行によってまちまちみたいですが、「みんなの銀行」では複数回送金することで1日50万円まで送金できるみたいです。

一方で、横浜銀行は1日の送金上限も10万円となっています。

2日に分ければよいのかもしれないけど、たとえば仕送りとかでは微妙に足りない金額かも。

携帯電話番号やメールアドレスの割り当ては一つずつ

携帯電話の番号やメールアドレスで送金できる手軽さはありますが、A銀行のアプリに携帯電話の番号を連携したら、同じ番号をB銀行のアプリには連携できません。

そのままB銀行に携帯電話番号の連携を続けようとすると、A銀行と携帯電話番号の連携は解除されてB銀行と携帯電話番号の連携が上書きされてしまいます。

銀行や口座番号を告げずに、「ことらで私の携帯電話番号宛に振り込んでね」で済ませるためには仕方がないのですが、自分の携帯電話番号がどこの銀行口座と連携しているのかはキチンと覚えておく必要があるでしょう。

携帯電話番号とメールアドレスは別々の銀行に連携することは可能なので、携帯電話番号で連携したさきとメールアドレスで連携した最大2つがあるということですね。

エアウォレットとの違いは?

リクルートと三菱UFJ銀行が行っている「エアウォレット」も手数料がかからずに送金ができますが、『ことら送金』とどう違うのでしょうか?

一番大きな違いは、送金までにかかる時間です。

『ことら送金』は、ほぼ即時送金が可能です。一方、エアウォレットは、半日~翌営業日必要になります。

詳しくは「横浜銀行の振込手数料無料がなくなった!でも、楽天銀行に振り込むにはエアウォレットが使えます!」でエアウォレットの紹介をしています。

楽天銀行は『ことら送金』は使えませんエアウォレットは対応しています。

あなたの銀行でも楽天銀行のように『ことら送金』に対応していなくても、エアウォレットを使えば手数料がかからずに送金ができるかもしれません。

エアウォレットについての紹介は『ことら送金』サービスは楽天銀行で使えるの?『エアウォレット』との違いは何?で紹介しています。

まとめ

みんなの銀行で『ことら送金』を利用してみました。

事前の設定をしてしまえば手数料なしであっという間に送金することができたので、『ことら送金』に参加している銀行同士ならとても便利に利用できそうです。

  • 『ことら送金』に参加している銀行同士なら、手数料がかからずに送金することができる。
  • 送り先の口座番号を知らなくても、『ことら送金』に登録している携帯電話やメールアドレスで送金できる。
  • 送る側、受け取る側の双方の銀行が『ことら送金』に参加している必要がある。
  • 事前に『ことら送金』の設定をしておく必要がある
  • 送金額の上限がある(1回あたり10万円)
  • 楽天銀行などのネット銀行の参加が少ない

ATMを利用すると手数料がとられる時代で、送金の手数料が無料というのはとても便利でお得なサービスです。

ただ、どの銀行でも利用できるようになるととても良いと思います。特にネット専用銀行(楽天銀行とか)での利用が広がれば便利ですよね。

対応してくれるのを心待ちにしましょう。

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