【モチベーション】自分のモチベーションを上げる方法とポストした中で、「ゴールを明確にしてチェックポイントも作ろう」とお伝えしました。
「ゴールがどこかも分からない」という状況も多く、それでお手上げになっている場面も多いのではないかという話が出たので、迷子からの脱出方法について少し深掘りをしてみたいと思います。
目 次
ゴールが見えない中でのモチベーションの保ち方
「とりあえず何かやらなくてはいけない」状況の中で、自分達より少しでも詳しそうな人に頼めばいいじゃん、という場面でおこりがちです。そして、頼まれるのはもちろん「あなた」です。
引き受けた押し付けられた時には、誰もゴールが分かっていないのですから「ゴールよ、どこにいる〜」と叫んでもしょうがありません(自分は途方に暮れて叫んだことあります!)。
仕方がないので、ゴールを探すか作り出してしまいましょう。
まずは、ゴール(らしきもの)がどのあたりにあるのか検討がつく限り書き出してみましょう。そのヒントとしては、
- 最終的に何をすれば良いのですか?
- 相手はいますか?
- 期日はいつまでですか?
- ゴールにたどり着く途中経過は明確ですか?
- まず手を付けなければいけないことは分かりますか?
確定していること、まだよく決まっていないことが分かるように印をつけるなどしてみましょう。
あまりに決まっていない事が多すぎて愕然とするかもしれませんね。
実行する前に、完璧に計画が立てられているなんてシチュエーションは極めてまれなケースです。
見切り発車でスタートすることが普通だと思って下さい。
さて、何から手をつけますか?
あなたの手元にはゴールが何かを探るために作ったリストがありますよね。
それに従って考えてみましょう。
最終的に何をすれば良いのですか?
最終的に何をすれば良いのかを良く確認しましょう。
これがゴールだと言われたことと最終目的が一致していないことは、びっくりするのですが結構あります。
例えば、最終的に達成したいことは「コストを削減したい」なのですが、このプロジェクトのゴールは「コスト管理のシステムを入れる」ことだと言うのです。
実際は、そのシステムを入れることで逆にコスト増になってしまうなんて話もありました。
目先のゴールではなくて、本当に達成したいことが何かを見極める必要がありますね。
最初は分からなくても、対話をするうちに見えてきたりします。
相手はいますか?
ゴールを知っていそうな人はいますか?
いるのであれば、あなたはラッキーかもしれませんよ!
もし可能なら、直接ゴールの場所を聞いてみましょう。
伝言ゲームで内容が変わっていたり、趣旨があなたのところまでうまく伝わっていないかも知れませんよ。
ゴール自体を教えてもらえなくても、何か良いヒントはもらえるかもしれません。
期日はいつまでですか?
目指すゴールは明確でなくても、期日が明確になっている場合がありますね。
期日が迫っている場合には、とにかくゴールの方向だけでもアタリをつけて進み始めなくてはなりません。
期日が決まっていない、もしくはもう少し先だと言われても安心してはいけません。
もう少しだけ周りを見回すと、言われた期日では間に合わない場合があります。
例えば、あなたの出した結果を別の人が使う場合に、そちらに期限が設定されている。
または、最終的な期限は言われた通りなのですが、事前に了解をもらう必要がある場合などです。
このことに気が付かずに放置していると、大変になるのはあなたですから気をつけましょう。
少し時間がありそうだと分かったのなら、もう少し情報収集に時間を使いましょう。
ゴールにたどり着く途中経過は明確ですか?
ゴールがかすかにしか見えなくても、そこに至る道が分かっていれば何とかなりそうですよね。
しかし残念ながら、ゴールがおぼろげなのに途中経過が明白なんてことは滅多にありません。
少しずつ前に進みながら、次のチェックポイントとその先のゴールを明確にしていくしかありません。
手探りの状態が続くかもしれませんし、いきなり視界が開ける事もあるかもしれません。
少しずつ近づいていることを実感しながら進むしかないですね。
まず手を付けなければいけないことは分かりますか?
最初に取り掛かることすら分からないとしたら、なかなか大変な状況ですね。
そうだとしたら、とにかく時間を決めて情報収集をしましょう。
分からない!分からない!とパニックになってもしょうがありません。
今は、道に迷って自分がどこにいるのかも分からない状態です。まずは、スタート地点がどこなのかを突き止めましょう。
とりあえず、何をすれば良いかは分かっているのであれば、「やることリスト」を作って少しでも前に進みましょう。
少ししたら、今のままのペースで進んで大丈夫なのかな?と点検してみましょう。
大抵はスローペースになっていて、どこかでスピードアップが必要になります。
最後に慌てたり、息切れしないためにも、ペース配分には気をつけましょう。
とにかく仮の計画を立ててみる
分かる範囲で構わないので、ゴールと途中経過を書いてみましょう。
もしかしたら、子供の描いた宝のありかの地図のように、見ても何だか分からないかもしれません。
しかし、「どうすればいいか分からない」と焦ったり途方に暮れていた時に比べて格段の進歩です。
少なくとも、進むにつれてはっきりするゴールの正体を描くための下書きは出来ました。
手元にあるゴールとそこまでの道のりはあくまで仮のものなので、明確になったことを書き加えていくことを忘れないようにしましょう。
失敗事例の多くは、実態と計画がかけ離れていく中でも仮の計画を変えられずにいることで起きることが多いです。
そして「計画が甘かった」という反省となり、また同じことが繰り返されるのです。
計画を立てる時に気をつけること
- 途中で計画は変わるものと割り切る。完璧な計画作りにこだわり過ぎない。
⇨そもそもこの段階では完璧な計画は立てられません。計画を正確にするために膨大な時間を作るよりも、動き出すためのイメージ作りと捉えて、何をすれば良いかのイメージが湧いたら、すぐに手を動かし始めましょう。
- 計画を作りはスタートラインに立っただけ。計画をつくると「やった気」になりますが、実際は何も進んでいません。手を動かすのはこれからですよ。
⇨情報が少ない中で計画を立てたのですから、とっても大変だったと思います。全く行き先が分からず右往左往していた時と比べて、少しは安心感が出てきたのではないでしょうか?しかし油断は禁物です。次に、計画を進める&計画をブラッシュアップする段階に移りましょう。
- 計画を変更できますか?手をかけた計画に愛着がわいてしまい、計画を守ることが正義では本末転倒になってしまいます。実態と計画がずれた時に柔軟に対応できますか?
⇨立てた計画が完璧な計画ではないことを一番知っているのはあなたです。仮の計画の役目は、実際のゴールや実際に通る途中経過とのズレを測ったり、修正する下書きとなるものです。変更されることが大前提であることを忘れないように!
まとめ
少し追加するだけの予定が結構なボリュームになってしまいました。
どこに、どのように進めば良いのか分からずにグルグルと思い悩んでしまうことは多いようですね。周りにも、なかなか手をつけられずに悩んだ経験を持っている人が多くてビックリしました。
出た意見をまとめると、
- とにかく手をつける
- 精度が悪い地図でもないよりはまし
- ただし、その地図を完全に信じるな
ということですね。あなたのやり方で最初の一歩を踏み出してみましょう。「千里の道も一歩から」ですよ。